資格試験の勉強は教材にお金が掛かると信じている人が多いが、実は社労士試験に関しては無料または格安の教材が多く利用できる。
以下に自分が使ってよかったオススメ教材を挙げてみる。
1、トミーの社労士合格ゼミのHPにある読者用PDFテキスト(鍵なし)
本来、市販の4千円ほどする社労士テキストを購入した人の特典だが、実際にこれだけをメインに合格した人もいるという。
2、過去問ランド(インターネット上の無料過去問掲載サイト)
自分はこのサイトに直前期にお世話になった。このサイトがあれば過去問集は買わなくても良い。機能に関しては別途書くことにする。
3、LEC社労士模試初回3回セット3千円
LECの模試の利用が初めての人向けに3回3千円で利用でき、合計18時間の動画講義もついてくるという、神セットだ。これは絶対に利用した方がいい。仮に次年度もう一度受けるとしても、家族の名前で申し込み、自宅で受験すればいい。
4、クレアールヤマ当て模試(無料)
本試験とほぼ同じ点数が出るし(択一は48点と本試験に一致、選択は35点と、本試験より1点高い)、問題も良問が多い。一応少し動画の講義も付いている。
5、過去問ドットコム
過去問ランドは基本的に一問一答の○×形式だが、過去問ドットコムは5択で法改正無しでそのまま出ている。他の利用者が解説欄で法改正についてコメント・解説している。自分は法改正がそれほど気にならない過去6年分までやった。
6、ケータイ社労士アプリ上下各千円(本の方がオススメ)
初学者のうちは分量の多いものではなく、体系的にまとめられた最小限の穴あき問題集の方が頭に残りやすい。本書は初学者に最もオススメしたいものだ。
7、秒トレ(Androidアプリ)
直前の総確認のために使った。学習初期にはこちらは積極的にはオススメしない。1科目160円ほどで買える。
以上のものは新品・現行品としてのものだが、中古のものも組み合わせて教材を増やさないと合格までは少し厳しい。そこで、以下に中古教材で集めるべき優秀な教材を厳選して挙げる。
1、フォーサイトDVDセット(2年以内がオススメ)
社労士試験対策講座を運営しているフォーサイトという会社があるのだが、これが本当によくできた教材で、講師の話し方も「えー」とか「ですね」のような合間に無意識に出る繋ぎ言葉がなくて聴きやすい。
メルカリなどのフリマサイトで1年落ち教材がDVD付きで1万円台になっていたら買うべきだ(自分は1万円で1年落ちを買った)。直前対策などのオリジナル問題集も良問だ。直前対策まで付属したフルセットでなくても初学者から中級者になるまでは基礎講座(基本テキストの内容)と過去問だけでも入手しておいた方がいい。
2、大原社労士経験者合格コース
経験者向けのフルセットを入手したが、この中の 「演習サブノート」 が内容整理に適した教材で参考になった。 「択一トレ問」 と 「選択トレ問」 は受験生なら必ず数冊持っているであろう教材だが、自分は演習サブノートが一押しだ。中古で状態の良いものを見つけたら買った方が良い。
3、TAC合格のツボ択一対策
市販のものだが、一年落ち新古品を500円で入手した。網羅性があり、直前総チェックのために使った。こういう網羅性のある分厚いものは学習初期ではなく直前期に使う方が良い。
4、TAC総合本科用のトレーニング
市販されてないのでメルカリで千円で入手したが、これは良問揃いで、選択問題、一問一答、5択問題とバランスよく収録されている。必ず入手すべき教材だと思う。ちなみに、メルカリに総合本科の一般常識だけ無い当該年度版DVD付きテキスト・問題集が1万3千円で出品されていたのに買わなかったが、こんな値段で出ていたら一瞬でポチるべきだ。
5、TAC×問式問題集
市販のもので岡先生著の本だ。少し難しいので直前の総チェックの時期に使用した。初学者で使用している人がいるが、使用時期を間違っている。初学者は過去問ランドレベルA・B問題検索でやる方が良い。
6、過去3年分の予想問題集(予想模試)・各社模擬試験
過年度のは法改正が気になるし中古は抵抗感あるという人もいるだろう。しかし、2回や3回くらい本番形式でやったくらいでは試験慣れしない。自分の場合32回分本番形式でやり、それぞれ2回以上解き直した。
8、まる覚え一問一答
小さくまとまったオリジナル主体の問題集で、初学者が勘違いしがちな部分を指摘してくれている。ただ、値上がりして2500円近くするので、中古で入手した方が良い。
9、ユーキャンはじめてレッスン
フォーサイトのDVD教材があればこちらは要らないが、本だけで勉強する人はこれが入門期に最も適した教材だ。
10、ユーキャン テーマ別実戦問題集
ユーキャン本科のオリジナル問題集で、大原やTAC同様、よくできた問題集だ。1年落ちまでで2千円までであれば入手しておいた方が良い。
11、月刊社労士受験1年分
1年落ち教材が3千円以内でほぼ新品状態でメルカリに出品されるので、見つけたら速攻ポチった方が良い。自分は2年分やった。その他、別冊もほぼ全ての種類を揃えた。予想問題集は富田先生の良問が揃っている。
12、社労士v(月刊誌)1年分
これもメルカリで1年落ち、2年落ちが3千円以内で出てたらポチった方が良い。自分は過去1年と当該年度の定期購読で2年分やった。法改正特集が詳しい。
自分の場合、積み上げると2m以上になるのは確実な分量の教材を買い込んだが、こんなにやらないと受からない試験なのかというと、その通りとしか自分は言えない。
そもそもこんなに勉強しないと受からない試験ならコスパ悪いかもしれないが、年金・パワハラ等の雇用関係の問題など、いずれ勉強しないといけない時期がくると思う。その時に知らなくて損した金額は自分が勉強して費やした時間より大きいと思っている。この件も後で別に書くことにする。
##シャロ勉