人生リセット研究室(シブヒロ日記)

キャリアチェンジを考える社会人、お金の無い大学生、大学進学を考える高校生へのメッセージを書きます。

本の要約系youtubeは著作権的にぎりぎり

 今日は本格的な記事というより、今後書く記事の草稿的な内容です。

 

 今回、雨後の竹の子のように増えつつある、ビジネス書を中心とした本の要約と解説をメインにしたyoutubeチャンネルに対して思うことを書きます。

 

 本要約~とか、学識~とか、ライフハック~とか、モチベーション~とか、さらため~とか、本要約&解説~とか、中田敦彦氏とか、本の要約をメインにしたものがものすごい勢いでてきています。

 

 中田氏の場合は本の紹介と解説だけでなく、パフォーマンスなど含めてオリジナリティがあるものもありますし、紹介された本は売上も上がると思うので出版社等からクレームは来ないでしょう。

 ただし、それでもかなり長時間特集している本もあり、ネタバレしまくっている点で訴えられたら結構微妙な気がしています。ブログなどの活字情報ならかなりアウトです。

 

 本の要約と解説系動画の問題点は、引用と自説の区別が非常につきにくいところです。これはアカデミズムの洗礼を受けたものからすると一発アウトです。

 

 大学や大学院の論文で同じことをすると剽窃、盗作とみなされ、それ以後の学術的な活動ができなくなります。つまり、学問の世界から永久追放になります。

 

 彼らはほとんど自覚なしにやっているのでしょう。また、youtubeでまだチャンネルが凍結された例がないということでやっているのでしょう。

 

 しかし、youtubeの規約の変化で、急にこれらの動画チャンネルが凍結されないとは限らないし、おそらく、法律的には必ず将来そうなっていくでしょう。

 

 現在有名なビジネス書の要約・解説動画のチャンネルは10万円から30万円ほどの収入があるようです(noxinfluencerで検索)。

 

 私も教員時代、無駄に多くの本を読んできて、古本がたまりにたまっているので、近いうちに紹介動画を作りたいのですが、著作権的に安全な書き方をしたいと思います。

 

 では、どこに注意すればよいのか。

①引用と自説を明確に分ける。

 「ここからは引用です」「ここからは僕の意見です」等。

②引用ではなるべくページ数等も載せる。

③引用はなるべく原典のテキスト方法も載せる。

④解説の際はデータの出所を明らかにする。

 

 以上を守れば訴えられることは基本的には無いでしょう。しかし、本の表紙をサムネイルにすると、肖像権やら著作権やら商標権の侵害として訴えられる可能性があるので注意しましょう。amazonの画像を載せる等をしたり、公式の紹介文を載せる分には大丈夫という意見もありますが、今後調査してまた記事にします。

 

 なお、本の要約、書評を専門にしているyoutuberでは文学youtuberベルさんが好きです。彼女は本の著作権にも配慮して本の紹介をしている数少ない一人です。